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Juliaで空のデータフレームを作成する方法 📂ジュリア

Juliaで空のデータフレームを作成する方法

概要

多くの言語でデータフレームがサポートされているにも関わらず、毎回新しくてイライラすることが空の配列の作成です。

コード

タイプ指定

julia> using DataFrames

julia> df1 = DataFrame(x = Int64[], y = String[])
0×2 DataFrame

実際に空の配列をデータとして入れればいいです。この時、タイプが指定され、データが全くない場合は、カラム名とタイプも表示されません。

julia> push!(df1, [3, "three"])
1×2 DataFrame
│ Row │ x     │ y      │
│     │ Int64 │ String │
├─────┼───────┼────────┤
│ 1   │ 3     │ three  │

julia> push!(df1, [3.14, "pi"])
┌ Error: Error adding value to column :x.
└ @ DataFrames C:\Users\rmsms\.julia\packages\DataFrames\GtZ1l\src\dataframe\dataframe.jl:1606
ERROR: InexactError: Int64(3.14)

データを入れると、正常にカラム名とタイプが出力されます。タイプが合わない場合は、データが追加されないので注意が必要です。

タイプ未指定

julia> df2 = DataFrame(x = [], y = String[])
0×2 DataFrame

julia> push!(df2, [3, "three"])
1×2 DataFrame
│ Row │ x   │ y      │
│     │ Any │ String │
├─────┼─────┼────────┤
│ 1   │ 3   │ three  │

julia> push!(df2, [3.14, "pi"])
2×2 DataFrame
│ Row │ x    │ y      │
│     │ Any  │ String │
├─────┼──────┼────────┤
│ 1   │ 3    │ three  │
│ 2   │ 3.14 │ pi     │

データフレームのタイプでストレスを感じたくない場合は、上記のようにAnyの空の配列を作ればいいです。タイプ指定と違って、データがうまく入ったことが確認できます。

環境

  • OS: Windows
  • julia: v1.6.2