Letの後ろには必ず動詞の原形が来る。
文法
主語 S と動詞 V について、「Let S V 〜」節の V は動詞の原形で書かれなくてはならない。
例文
「さあ、殺し合いを始めよう。」
「Let the killing begin.」- 복한규、元LOLプロゲーマー
「感染接触率が$b=0.2 (>k)$だと仮定しよう。」
「Let us further assume that the infectious contact rate is $b=0.2 (>k)$.」1
説明
実際、論文で例文を探さなくても、「Let X be Y.」のような文型は数学の教科書で最も一般的に見られる。例えば、$n$を自然数にしたい場合
- 「Let $n$ be a positive integer number.」
と書くような形だ。紹介された例文で、主語Sが何であれ動詞が原形で書かれていることが確認できる。こんな文で特に注意すべき点と言えば、主語と述語の数を合わせることだろう。その一方で、この文は次のようにもっと短く、シンプルに式として書くことができる。
- 「Let $n \in \mathbb{N}$.」
Bittihn. (2021). Stochastic effects on the dynamics of an epidemic due to population subdivision. https://doi.org/10.1063/5.0028972 ↩︎