マックスウェルの方程式から電磁波光の速度を求める
📂電磁気学マックスウェルの方程式から電磁波光の速度を求める
公式
真空中のマックスウェル方程式
∇⋅E∇⋅B∇×E∇×B=0=0=−∂t∂B=μ0ϵ0∂t∂E
一次元波動方程式
∂x2∂2f=v21∂t2∂2f
三次元波動方程式
∇2f=v21∂t2∂2f
導出
マックスウェルの方程式からEとBに関する波動方程式の形を導き出すことが目的だ。(3)にクル(∇×)をとると、
∇×(∇×E)=∇×(−∂t∂B)=−∂t∂(∇×B)=−∂t∂(μ0ϵ0∂t∂E)=−μ0ϵ0∂t2∂2E
三番目の等号は(4)により成り立つ。同様に(4)にクルをとると、
∇×(∇×B)=∇×(μ0ϵ0∂t∂E)=μ0ϵ0∂t∂(∇×E)=−μ0ϵ0∂t2∂2B
そして∇×(∇×A)=∇(∇⋅A)−∇2Aだから、
∇×(∇×E)=∇(∇⋅E)−∇2E=−μ0ϵ0∂t2∂2E
∇×(∇×B)=∇(∇⋅B)−∇2B=−μ0ϵ0∂t2∂2B
最後に∇⋅E=0、∇⋅B=0だから、
∇2E=μ0ϵ0∂t2∂2E
∇2B=μ0ϵ0∂t2∂2B
これでマックスウェルの方程式からEとBが分離された。見ての通り、三次元波動方程式の形をしていることが分かる。驚くべきことに、電磁波の速度はv21=μ0ϵ0によりv=μ0ϵ01=3.00×108m/sと決まり、これは光の速度と同じである。つまり、光は電磁波の一種であり、その速度は一定であると推測できる。