逆双曲線関数
📂関数逆双曲線関数
定義
双曲線関数の逆関数を逆双曲線関数と言います。
y=sinh−1xy=cosh−1xy=tanh−1x⟺sinhy=x⟺coshy=x⟺tanhy=x
クローズド形式
逆双曲線関数の関数値は具体的には以下の通りです。
sinh−1xcosh−1xtanh−1x=ln(x+x2+1)=ln(x+x2−1)=21ln(1−x1+x)x∈Rx≤1−1<x<1
証明
sinh−1x
方法1
y=sinh−1xとする。するとsinhy=xとなるため、
2ey−e−y=x⟹ey−e−y−2x=0
eyを乗じてeyについての二次方程式として整理しよう。
(ey)2−2x(ey)−1=0
解の公式で根を求めると、
ey=x±x2+1
この時x≤x2<x2+1であり、ey>0であるため、可能な場合は、
ey=x+x2+1
両辺にログを取ると、
y=ln(x+x2+1)
方法2
y=sinh−1xとする。するとsinhy=xであり、coshx+sinhx=exであるため、両辺にcoshyを加えると、
ey=x+coshy
また、恒等式 cosh2x−sinh2x=1を利用すると次を得る。
ey=x+sinh2y+1=x+x2+1
両辺にログを取ると、
y=ln(x+x2+1)
cosh−1x
sinh−1xを求めるのと同じ方法で、簡単に書くと以下の通りです。
⟹⟹⟹⟹⟹ycoshycoshy+sinhyeyeyy=cosh−1x=x=x+sinhy=x+cosh2y−1=x+x2−1=ln(x+x2−1)
tanh−1x
説明なしに手順だけ簡単に書くと以下の通りです。
⟹⟹⟹⟹⟹⟹⟹⟹ytanhyey+e−yey−e−ye2y+1e2y−1e2y−1e2y−xe2y(1−x)e2ye2yy=tanh−1x=x=x=x=x(e2y+1)=x+1=x+1=1−x1+x=21ln(1−x1+x)
定義域と値域
sinh−1cosh−1tanh−1:R→R:[1,∞)→[0,∞):(−1,1)→R
導関数
dxd(sinh−1x)dxd(cosh−1x)dxd(tanh−1x)=x2+11=x2−11=1−x21dxd(csch−1x)dxd(sech−1x)dxd(coth−1x)=−∣x∣x2+11=−x1−x21=1−x21