調整過飽和
📂シュワルツ超函数調整過飽和
定義
シュワルツ空間の連続する線形汎関数 T:S(Rn)→Cを調整された超関数tempered distributionと言う。つまり、調整された超関数はシュワルツ空間の双対空間の要素である。従って、
T∈S∗
と表記され、S∗は調整された超関数空間space of tempered distributionと呼ばれる。
説明
調整された超関数 Tは線形なので次のが成り立つ。
T(aϕ+bψ)=aT(ϕ)+bT(ψ)(ϕ,ψ∈S(Rn), a,b∈C)
また連続なので次のも成り立つ。
{ϕn}→ϕ∈S(Rn)⟹{T(ϕn)}→T(ϕ)(ϕn,ϕ∈S(Rn))
超関数の場合、定義域の要素であるテスト関数がコンパクトサポートを持っていたため、値がどれだけ早く大きくなっても関係なかった。しかし、シュワルツ関数はテスト関数と異なり、コンパクトサポートを持たないので、調整された超関数が早く大きくなりすぎることは許されない。temperedという名称はこの意味から来ており、同じ理由で調整された超関数はslow growthの分布とも呼ばれる。