数学でよく使われる記号と略語
for all, exist, such that
例文1
For every , there is an integer N such that implies that .
どんな正の実数 に対しても、 が何かの整数 より大きいたびに、 が成り立つ整数 が存在する。
説明
「for all」または「for every」を意味し、日本語では「全ての~に対して」と訳される。従って、「for 」や「 all」のような表現は間違いである。の文法は \forallである。
、、
「存在する」を意味し、「存在する」と訳される。感嘆符を付けると「唯一存在する」という意味になる。の文法では
\exists
である。 は「存在しない」という意味で、の文法は\nexists
である。「such that」の略で、「そのような」、「そういう」、「次のような」と訳される。には特に実装されていないが、使いたい場合は
\text{s.t.}
と入力すればよい。
q.e.d
ラテン語「Quod Erat Demonstrandum(QED)」の略語である。直訳すると「示すべきこと」、転じて「証明終了」となる。通常、教科書では □ や ■ でマークされる。生サエビの寿司屋では、証明を含む例や節の終わりに ■ を使用することが多い。
Walter Rudin, Principles of Mathematical Analysis (3rd Edition, 1976), p47 ↩︎