オイラー積分:ベータ関数とガンマ関数
📂関数オイラー積分:ベータ関数とガンマ関数
定義
オイラー積分Euler integral
以下の二つの積分をオイラー積分と呼ぶ。
- (a) 第1種オイラー積分Euler integral of the first kind : ベータ関数
B(p,q)=∫01tp−1(1−t)q−1dt,p>0,q>0
- (b) 第2種オイラー積分Euler integral of the second kind : ガンマ関数
Γ(p)=∫0∞tp−1e−tdt,p>0
説明
第1種オイラー積分
1-1. ベータ関数: ガンマ関数を階乗の一般化とみなした場合、ベータ関数は二項係数の一般化と見ることができる。
(nk)=(n+1)B(n−k+1,k+1)1
1-2. ベータ関数の性質
B(p,q)=B(q,p)
B(p,q)=B(p+1,q)+B(p,q+1)
B(p+1,q)=p+qpB(p,q),B(p,q+1)=p+qqB(p,q)
B(p,p)=22p−11B(p,21)
1-3. ベータ関数の様々な表現
B(p,q)=∫0a(at)p−1(1−at)q−1a1dt=ap+q−11∫0atp−1(a−t)q−1dt
ベータ関数の定義にt→atを置換すれば直ちに得られる。
B(p,q)=2∫0π/2(sinθ)2p−1(cosθ)2q−1dθ
B(p,q)=∫0∞(1+t)p+qtp−1dt
B(p,q)=Γ(p+q)Γ(p)Γ(q)
第2種オイラー積分
2-1. ガンマ関数: ベータ関数を二項係数の一般化とみなした場合、ガンマ関数は階乗の一般化と見ることができる。
Γ(n)=(n−1)!
2-2. ガンマ関数の性質
Γ(p+1)=pΓ(p)
Γ(p)Γ(1−p)=sin(πp)π
また、ガンマ関数を含んだ重要な公式がいくつか存在する。