代数学の基本定理
📂ルベーグ空間代数学の基本定理
定理
p,q,r≥1がp1+q1+r1=2を満たすとする。するとすべてのu∈Lp(Rn)、v∈Lq(Rn)、w∈Lr(Rn)に対して以下の式が成り立つ。
∫Rn(u∗v)(x)w(x)dx≤∥u∥p∥v∥q∥w∥r
ここで、u∗vはuとvのコンボリューションである。
説明
これはヤングの定理Young’s theoremと呼ばれる。
不等式(1)は右側に定数K=K(p,q,r,n)<1がある場合に成り立つ。このとき最も良い(小さい)定数は以下の通りである。
K(p,q,r,n)=((p′)1/p′(q′)1/q′(r′)1/r′p1/pq1/qr1/r)n/2
証明
p,q,rのヘルダーの共役をそれぞれp′,q′,r′としよう。
p1+p′1=1andq1+q′1=1andr1+r′1=1
すると以下の式が成り立つ。
p′1+q′1+r′1=3−p1−q1−r1=1
q′p+r′p=p(q′1+r′1)=p(1−p′1)=p(1−pp−1)=p−p+1=1
同様に、
p′r+q′r=1andp′q+r′q=1
従って3つの関数
U(x,y)=∣v(y)∣q/p′∣w(x)∣r/p′
V(x,y)=∣u(x−y)∣p/q′∣w(x)∣r/q′
W(x,y)=∣u(x−y)∣p/r′∣v(y)∣q/r′
に対して次の式を満たす。
(UVW)(x,y)=u(x−y)v(y)w(x)
∥V∥q′を計算してみよう。
∣V∣q′== (∫Rn∫Rn∣u(x−y)∣p∣w(x)∣rdxdy)1/q′ (∫Rn(∫Rn∣u(x−y)∣pdy)∣w(x)∣rdx)1/q′
2番目の等式はフビニの定理により成り立つ。2行目の内側のカッコを見ると、xの値にかかわらずuのノルムであることがわかる。x−y=zに置き換えると、
∫Rn∣u(x−y)∣pdy=∫Rn∣u(z)∣pdz=∥u∥pp
従って、上の式は
∥V∥q′== ∥u∥pp/q′(∫Rn∣w(x)∣rdx)1/q′ ∥u∥pp/q′∥w∥rr/q′
∥u∥p,∥w∥rが存在するので∥v∥q′も存在し、その値は上のようになる。同様に、
∥U∥p′=∥v∥qq/p′∥w∥rr/q′
が成立し、
∥W∥r′=∥u∥pp/r′∥v∥qq/r′
これらの結果を使用して3関数に対するヘルダーの不等式を使用すると、
∫Rn(u∗v)(x)w(x)dx≤=≤=∫Rn∫Rn∣u(x−y)∣ ∣v(y)∣ ∣w(x)∣dydx ∫Rn∫RnU(x,y)V(x,y)W(x,y)dydx∥U∥p′∥V∥q′∥W∥r′ ∥u∥p∥v∥q∥w∥r
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注意