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負の二項係数 📂複素解析

負の二項係数

定義

r,kNr,k \in \mathbb{N} について (rk)\displaystyle \binom{-r}{k}負の二項係数negative Binomial Coefficientと言う。

説明

名前から予想できるように、負の二項係数は二項係数を負数に拡張したものだ。数式的に考えれば、αZ\alpha \in \mathbb{Z} に対して (αk)=α(α1)(αk+1)k!\displaystyle \binom{\alpha}{k} = {{ \alpha ( \alpha - 1 ) \cdots ( \alpha - k + 1 ) } \over { k! }} のように計算できない理由はない。

さらに、複素数に対しても一般化できるが、特に負の整数 r-r に対する議論は別の用途があるため、別名で呼ばれることになった。負の二項係数は、単に二項係数としても表される。 (rk)=(r)(r1)(rk+1)k!=(1)kr(r+1)(r+k1)k!=(1)k(r+k1k) \begin{align*} \binom{-r}{k} =& {{ (-r) ( -r - 1 ) \cdots ( -r - k + 1 ) } \over { k! }} \\ =& (-1)^{k} {{ r ( r + 1 ) \cdots ( r + k - 1 ) } \over { k! }} \\ =& (-1)^{k} \binom{r + k - 1}{ k } \end{align*} 両辺に (1)k(-1)^{k} を掛けると (1)k(rk)=(r+k1k) (-1)^{k} \binom{-r}{k} = \binom{r + k - 1}{ k } 実際に、負の二項分布の確率質量関数では、このような表現が使われている。